こぼれ話

パレオロゴス朝時代におけるブリュエンニオス家の末裔たち

佐藤二葉先生の、日本でおそらく初めての商業作品ビザンツ漫画『アンナ・コムネナ』が絶賛連載中&単行本発売中ですが、その主人公であるアンナの夫ニケフォロス・ブリュエンニオスの実家でアドリアノープル(現在のトルコ・エディルネ)の軍事貴族だったブリ...
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新刊情報:高山博・亀長洋子 編『中世ヨーロッパの政治的結合体 統治の諸相と比較』

2022年2月、東京大学出版会から出る新刊の情報がネット上に流れてきたので、早速ご紹介しましょう。 まずちょっとびっくりしたのは、この表題の書籍でビザンツにまるまる1部を割いていること。ちょっと前までだったらⅣ部までで終わりだったのではない...
当サイトからのお知らせ

音食紀行 同人誌『ビザンツ』(C99 )寄稿について

遠藤雅司さん主催の、「歴史料理」としてその再現を試み、その料理を提供するプロジェクト、音食紀行()。最近は遠藤さんもラジオ、テレビなど各種メディアでもご活躍ですし、今年『食で読むヨーロッパ史2500年』(山川出版社)を出版され、そこでビザン...
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新刊情報:佐藤二葉『アンナ・コムネナ』1巻

ついに、中期ビザンツを舞台にした漫画が、しかも商業作品で発売されます! 『うたえ!エーリンナ』の佐藤二葉先生が、アレクシオス1世コムネノスの皇女にして西洋史上稀な女性歴史家アンナ・コムネナを主人公にしたタイトルもズバリ『アンナ・コムネナ』の...
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新刊情報:髙田京比子・田中俊之・ 轟木広太郎・中村敦子・小林功編『中近世ヨーロッパ史のフロンティア』

「中近世ヨーロッパ史研究の革新的論集」と銘打たれた論文集です。中世ヨーロッパというとだいたいビザンツ・東欧は置いてけぼりになりがちですが、本書には2020年に単著を出されて以降編著のお仕事が俄然増えている立命館大学の小林功先生も編著者として...
書籍発売情報

新刊情報:宮下遼『物語 イスタンブールの歴史 「世界帝都」の1600年』

中公新書の『物語〇〇の歴史』シリーズに「イスタンブールの歴史」が加わるようです。 筆者の宮下遼先生のご専門はトルコ文学(史) なので、1453年以前についてはあまり期待しないほうがいいかもしれませんが、「ビザンツとオスマン、二つの帝国支配の...
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新刊情報:遠藤雅司『食で読むヨーロッパ史2500年』

私、かねてより音食紀行の遠藤さんに「ビザンツやりましょう ビザンツやりましょう」とそそのかし続け、2019年には同人誌予告版にまで漕ぎつけた(本編はコロナ禍が続いてコミケもないため保留状態になってしまっていますが)わけですが、この度遠藤さん...
書籍紹介

書籍紹介『地中海圏都市の活力と変貌』

ちょっと、ご紹介が遅くなってしまいましたが、慶應義塾大学出版会の『地中海圏都市の活力と変貌』(神崎忠昭・長谷部史彦編)の第15章に、大阪市立大学の草生久嗣先生が「合同生活圏オイクメネーのビザンツ帝国とコンスタンティノープル」で、ビザンツ時代...
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新装復刊 ジュディス・ヘリン『ビザンツ 驚くべき中世帝国』

ビザンツ史 取っ掛かりの5冊 ~読書案内・入門編~でご紹介した、ジュディス・ヘリン『ビザンツ 驚くべき中世帝国』の日本語訳(白水社 井上浩一監訳)はビザンツ史の書籍が多い白水社の中でもなぜか絶版状態になってしまっていましたが、このほど新装再...
書籍紹介

ビザンツ史 取っ掛かりの5冊 ~読書案内・入門編~

2019年12月以降、ビザンツ関連の出版ラッシュとなったせいか、初めてビザンツに触れる・興味を持つ方が増えた気がします。 とは言え、2019-2020年に出た書籍の大半は、入門編というよりは玄人向けです。取っ掛かりに読むには、ちょっと難しい...