新刊情報:『岩波講座 世界歴史 第8巻 西アジアとヨーロッパの形成 8~10世紀』

これが3度目の配本になる岩波講座 世界歴史ですが、正直過去二回の配本ではビザンツの扱いが雑というか西・中央ヨーロッパ史のおまけ扱いというか何というか(第2シリーズでは大月康弘先生や井上浩一先生も執筆陣に加わっておられるのですが)だったのですが、2022/06/28配本の今回は「地中海から中央アジアに及ぶ一帯では、古代の遺産を引き継ぎながら、一神教による共通の枠組みのもと相互に連動する世界が立ち現れた。今日の諸社会の原風景となるこの世界は、ヨーロッパ・ビザンツ帝国・イスラーム帝国という政治体制下で、いかに形作られたのか。」と昨今の多文化主義等々も反映して西欧中心史観からの修正が図られているようなので全シリーズより、扱いが良くなっていることに期待しちゃってもいいんですかね?これ。


https://www.iwanami.co.jp/book/b606558.html

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