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新刊情報:小林功・ 馬場多聞 編著『地中海世界の中世史』(2021/03刊行予定)

昨年ミネルヴァ書房から『生まれくる文明と対峙すること』を出された立命館大学教授の小林功先生ですが、今度はラスール朝(13-15世紀のイエメン付近にあった王朝)の専門家である馬場多聞先生(立命館大学准教授)と共同編著でミネルヴァ書房から『地中...
書籍紹介

ビザンツ関連書籍出版ラッシュを振り返る(2019/12~)

2019年12月以降、例年にないほど多くのビザンツ関連書籍が出版されました。 本来でしたらビザンツ学会で話題にされたり、書評会が行われたりしたのでしょうが、今年は新型コロナウイルス感染拡大でそういったことも出来ず、残念ながら寂しい出版ラッシ...
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新刊情報:『歴史の転換期 3.750年普遍世界の鼎立』(2020/08予定)

山川出版社の「歴史の転換期」シリーズ。既にビザンツ関連では古代末期を扱った『2.378年 失われた古代帝国の秩序』が出ていますが(担当:南雲泰輔先生)、今度は西洋史では中世初期となる『3.750年普遍世界の鼎立』が出ます。この中の「ビザンツ...
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新刊情報:井上浩一『歴史学の慰め アンナ・コムネナの生涯と作品』(2020/07/13予定)

昨年刊行されたアンナ・コムニニ(アンナ・コムネナ)『アレクシアス』は重版になるほどの売れ行きでしたが、そのアンナの伝記が出ます。著者は井上浩一先生、もうビザンツに興味をお持ちの方には説明するまでもないですね。そして出版元は井上先生の著書『ビ...
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新刊情報:中谷功治『ビザンツ帝国-千年の興亡と皇帝たち』(2020/06/22予定)

日本ビザンツ学会代表・中谷功治先生(関西学院大学教授)の新刊が中公新書から出るようです。 かの鉄道紀行作家・宮脇俊三先生が中央公論社の編集者時代に刊行して以来、宮崎市定『科挙』、人斬り印税王呉座勇一先生の『応仁の乱』、あるいは『物語〇〇の歴...
こぼれ話

「予期せぬことと予期したくないことが起こると予期せよ」と言ったビザンツ皇帝は誰なのか

4/30付の日本経済新聞朝刊のインタビュー記事(会員登録が必要です)に唐突にビザンツ皇帝が出てきました。内容は「コロナが突く国の統治」で、政治家や専門家に新型コロナウイルスへの対策を聞く記事なのですが、最後に日経のアンカーのコメントとして ...
ビザンツ史

ポルフィロゲニトスの女性形はポルフィロゲニタなのか?

宮殿の皇妃専用の緋色の産室で生まれた子、つまり皇帝の嫡出子を指す称号ポルフュロゲネトス(ポルフィロゲニトス Πορφυρογέννητος)ですが、ネット上で女性形ではポルフィロゲニタではないのか?という話題がありました。これについても、「...
ビザンツ史

1453年のオスマン軍によるコンスタンティノープル攻撃はいつからだったのか

ローマ(ビザンツ)帝国を最終的な滅亡に至らしめた、1453年のオスマン帝国によるコンスタンティノープル攻撃の開始について、ネット上を見ると「1453年4月2日」とされていることが多いようなのですが、女子美術大学の平野智洋先生がその件について...
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新刊情報『論点・西洋史学』

ミネルヴァ書房から刊行予定の『論点・西洋史学』、正直、「どうせ古代ローマの次は西欧中世でしょ?」とまったく期待していなかったのですが、目次を見ると 31 ビザンツ帝国史の時代区分 32 ビザンツ皇帝とは何か なるほど、これは確かに論点だ。と...
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新刊情報:根津由喜夫『聖デメトリオスは我らとともにあり 中世バルカンにおける「聖性」をめぐる戦い』(2020/04/09予定)

ビザンツ界隈ではおなじみの根津由喜夫・金沢大学教授の新刊が出ます。 実は今年の正月に井上浩一先生から「4月には根津さんの本も刊行予定だそうです」とお聞きしていたのですが、ようやくご紹介できる次第。 『聖デメトリオスは我らとともにあり 中世バ...