『ビザンツ 驚くべき中世帝国』(原題:BYZANTIUM The Surprising Life of a Medieval Empire)の著者ジュディス・ヘリン先生の著作『Ravenna: Capital of Empire, Crucible of Europe』が日本語訳されることになりました。
中世キリスト教世界の成立に決定的な役割を果たした地中海都市の歴史を、主要な人物と美術の分析をまじえて描く。(白水社)
これ、以前にジュディス・ヘリン先生が宣伝ツイートしているのを読んで、ああ、これ日本語で読めたらいいのになぁ、と思っていたので、喜ばしい限り。廟堂の天井モザイクの美しさでも知られるガッラ・プラキディアとか、当然ユスティニアヌス・テオドラ夫妻とかは間違いなく出てくると思うのですが、ラヴェンナにモザイク画が残ってるのにあまり話題にならないコンスタンティノス4世とかも出てくるのでしょうか。
版元は『ビザンツ 驚くべき中世帝国』と同じくビザンツ関連では信頼と実績の白水社、そして、訳者は井上浩一先生という・・・もう期待するしかないじゃないですか。
原著のモザイク風の装丁も素敵なのですが、白水社のビザンツ関連本は装丁も素晴らしい(しかも新版出すときには装丁もグレードアップしてくる)のが多いので、どういう装丁になるかも期待大です。
Ravenna
A riveting history of the city that led the West out of the ruins of the Roman Empire
ラヴェンナ - 白水社
帝国の文化的・政治的首都であった、輝かしい都市の四百年 ヨーロッパの文化的首都の四~九世紀を語る 中世キリスト教世界の成立に決定的な役割を果たした地中海都市の歴史を、主要な人物と美術の分析をまじえて描
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